猛暑の季節、家からアルバイトに行くだけでへとへとになってしまうこともあるのではないだろうか。働く前から疲れてしまっては仕事もままならない。バイト選びには通勤時間は無視できない存在だ。
求人サイト「求人革命マンモス」を運営する株式会社BroadBankでは「通勤時間の許容範囲」に関するオンライン調査を実施、1025人から回答を得た。
もっとも多かったのは「20~30分」44%。往復で1時間を超えるならその時間を働く時間に回したいと考えている人が多いようだ。続いて2位は「10~20分」28%。「近ければ近い方がよい」という意見に代表される通り、移動時間は短いに越したことはないと考える人多数という結果に。7割を超える人がバイトの通勤時間として10~30分が許容範囲と考えていることがわかる。
多少長くても我慢するという人もいて、3位には「30~40分」15%がランクイン。「時間は有効に使いたいけど近くにいいバイトがなかった」という意見もあり、仕事内容で選ぶか近さで選ぶかで悩む人も少なくなかった。
スイスの経済学者アロイス・スタッツァーとブルーノ・フライによれば、幸せを感じる通勤時間は「20分」だそうだ。30分を過ぎると不満が募ってくるためで、今回の調査結果はまさにそれを裏付ける結果となっている。両氏は共著の中で、通勤時間1時間の人が、歩いて通勤する人と同程度の満足を得ようとすれば40%多く働き、お金を稼がなければならない、としている。イロリオでも以前、通勤時間が長いと楽しくなくなるというニュースをお届けしたが、バイトの場合、近いに越したことはないけれど引っ越すほどではないというジレンマはあるかもしれない。